- 高級な多機能ボールペンが欲しいけど、何を基準に選べばいいかわからない。
- ロメオNo.4が気になっているけど、7,700円という値段に見合うのか知りたい。
- 革グリップは使っていくとどう変化するのか、劣化しないか心配。
そんな方に向けて、伊東屋の多機能ペン「ロメオNo.4」を実際に3年間使い込んだ感想を、他の高級多機能ペンとの比較を交えながらお伝えします。
今もなおデザインと使い勝手の良さから毎日使っているお気に入りの1本です。
3年使ってわかった「買ってよかった理由」と「注意点」を正直にまとめました。
ロメオNo.4はどんなペン?


伊東屋の文房具ブランド「ロメオ」が展開する多機能ペンで、黒一色のボディに牛革クロコ型押しのグリップを組み合わせたデザインが特徴です。

- 黒・赤・青のボールペン3色+シャープペンシルの4in1
- 振り子式機構でスリムかつ軽量
- グリップは経年変化を楽しめるヘビーレタン革
購入当時の価格は税込5,500円でしたが、現在は税込7,700円まで値上がりしています。
ロメオNo.4 スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 7,700円(税込)※発売当初は5,500円 |
| 機能 | ボールペン(黒・赤・青)+シャープペンシルの4in1 |
| 切り替え機構 | 振り子式(使いたい機能のアイコンを上にしてノック) |
| ボディ素材 | 真鍮製(黒塗装仕上げ) |
| グリップ素材 | 牛革(クロコ型押し/ヘビーレタン仕上げ) |
| カラー展開 | ブラック、ブラウン、カーボングリップなど(レザーグリップは黒・茶が中心) |
| 軸径 | 約10mm |
| 重量 | 約22g |
| ボールペンリフィル | 0.7mm(黒・赤・青) |
| シャープ替芯 | 0.5mm |
| リフィル規格 | D1規格(4C規格)※互換リフィルへの交換が可能 |
【比較】他の高級多機能ペンとロメオNo.4の違い
高級多機能ペンは各メーカーから出ていますが、価格帯や個性はさまざまです。ロメオNo.4を検討する上で比較しておきたい代表的なモデルをまとめました。
| ブランド・「モデル」 | 仕様 | 価格帯(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 伊東屋・「ロメオNo.4」 | 黒・赤・青ボールペン+シャープペンシル | 7,700円 | 牛革クロコ型押しグリップ、黒一色で控えめな高級感、振り子式でスリム |
| LAMY ・「L401」 | 黒・赤・青・緑ボールペン | 9,800円前後 | ポリカーボネート×ステンレスのヘアライン仕上げ、黒赤青に加え緑を搭載した4色展開、振り子式 |
| LAMY ・「cp1 ツインペン」 | 黒ボールペン+シャープペンシル | 13,200円 | ドイツ製、樹脂ボディでシンプルモダン、2機能とシンプル設計 |
| LAMY・「st トライペン」 | 赤・青色ボールペン+シャープペンシル | 16,500円 | ステンレスボディで重厚感、3機能搭載でビジネス向け |
| パーカー・「ソネット マルチファンクション」 | 黒・赤色ボールペン+シャープペンシル | 8,800円 | パールPGTなど艶やかな塗装、伝統的な高級筆記具ブランド |
| サクラクレパス・「クラフトラボ004」 | 黒・赤色ボールペン+シャープペンシル | 8,800円 | 国産、削り出しのようなミニマルデザイン |
| ゼブラ・「シャーボX」 | ボールペン3色+シャープペンシル | 4,000円〜10,000円前後 | 国産、シャープメカ・ボールペン替芯を自分好みに組み替えられるカスタマイズ性が最大の特徴 |
| 三菱鉛筆・「ジェットストリーム プライム 3&1」 | 黒・赤・青色ボールペン+シャープペンシル | 実勢5,000円台〜 | 磨き上げた樹脂×ステンレス、書き味重視で実用性が高い |
こうして並べてみると、ロメオNo.4はLAMYやパーカーなどの海外ブランドより手が届きやすい価格帯にありながら、革グリップという他にはあまりない個性を持っている点が際立ちます。
金属や樹脂のボディが主流の高級多機能ペンの中で、革グリップを採用しているモデルは意外と少なく、「派手すぎない個性を出したい」という需要にはロメオNo.4がかなりハマります。
特にLAMY 2000は同じ振り子式機構を採用した永続的な人気モデルで、価格帯もロメオNo.4に近いライバルと言えますが、ヘアライン加工されたポリカーボネート×ステンレスの質感は「金属的な精悍さ」が持ち味。対してロメオNo.4は革グリップならではの「経年変化を楽しむ柔らかい高級感」が持ち味で、同じ価格帯でも訴求する魅力の方向性がはっきり分かれます。
また、ゼブラ「シャーボX」は価格帯こそ幅広いものの、シャープメカやボールペン替芯を自分好みに組み替えられる「カスタマイズ性」が最大の武器で、1本を自分仕様に育てていく楽しみ方ができます。ロメオNo.4のようにデザインや素材の完成度を”選ぶ”楽しさではなく、パーツ単位で組み合わせを”作る”楽しさを求めるなら、シャーボXの方が向いていると言えるでしょう。
一方で、LAMYトライペンのような金属の重厚感や、ジェットストリームプライムのような書き味重視の実用性を求めるなら、他のモデルの方が向いている場合もあります。
7,700円の価値はあるのか?3年使った結論

結論から言うと、「万人向けではないが、革グリップの個性と質感に価値を感じるなら十分に見合う」というのが3年使った上での実感です。
理由は主に4つあります。
3年間ノートラブルで使えている耐久性

グリップの剥がれや劣化、シャフトの傷もなく、3年間平日毎日使い続けても綺麗な状態を保てています。5,000〜8,000円台のペンでこれだけ長く安心して使えるのは、価格に見合う耐久性と言えます。
他にはない革グリップの個性

同価格帯のパーカーやサクラクレパスは樹脂・金属素材が中心で、革グリップを採用したモデルはあまり見かけません。派手すぎない黒一色のクロコ型押しは、比較したブランドの中でも独自性が際立ちます。
スリムで軽いのに安っぽく見えない

振り子式機構により、4色分の機能を搭載しながらもスリムで軽量。見た目の高級感と携帯性を両立できている点は、価格に対する満足度を大きく上げてくれます。
普段見えない部分ですが、芯を受ける部分は金メッキでゴージャスな印象。

D1規格採用で、書き味を自分好みに育てられる

ロメオNo.4の替え芯は「D1規格」という国際的に広く普及した規格を採用しています。これにより、純正リフィルにこだわらず、パイロットのアクロインキをはじめとした他社製のD1規格リフィルに自由に交換可能です。
高級ペンの中には専用規格の替え芯しか使えず、インク切れのたびに取り寄せが必要だったり、廃盤リスクがあったりするモデルも少なくありません。
その点ロメオNo.4は、文房具店やネット通販で手に入りやすいD1規格リフィルを選べるため、「書き味は好みに合わせて後から変えられる」「替え芯切れで困らない」という長く使う上での安心感があります。
7,700円という価格は本体だけでなく、この先何年も気兼ねなく書き味を最適化し続けられる自由度込みの価格とも言えます。
一方で、値上がり前の5,500円時代と比べると、7,700円は「気軽に試せる価格」ではなくなったのも事実です。書き味そのものを最優先するなら、もう少し安いモデルでも満足できる可能性はあります。
革グリップの経年変化【3年間の記録】

購入前に気になる方が多いのが、革グリップの経年変化や劣化ではないでしょうか。実際に3年間使い続けた変化を記録しました。
- 継ぎ目の剥がれ:なし(3年間メインで使用しても剥がれは見られません)
- 艶の変化:あり(最も握ることの多い真ん中あたりは艶が消えかけている一方、あまり触れない先端付近は艶が出てきている)
- シャフトの傷:なし
- ロゴの状態:綺麗に残っている
グリップに使われている「ヘビーレタン」は、植物性タンニンなめしとクロムなめしを組み合わせた革で、使い込むほど艶が増していく経年変化を楽しめる素材です。


実際に3年使ってみても劣化という形ではなく、「握る場所によって艶の出方が変わる」という、革製品ならではの味わいが出てきました。
ただし、夏場に手汗をかきやすい方は、革グリップがやや滑りやすく感じることがある点は注意しておきたいポイントです。
↓動画撮影しました。
気になったところは4つ
正直なレビューとして、気になった点も挙げておきます。
- カシャカシャ音がする
- クリップが固くて胸ポケットに刺しにくい
- 純正リフィルの書き味は普通
- シャープペンシルの芯が折れやすい
カシャカシャ音がする
まずペン内部に振り子式を採用しているため、動かす度にカシャカシャと音が鳴ります。
- 字を書いているとき
- ペンを置く時
- 持ち変える時
- 色を変える時
ほぼ全てのシーンで、ペンを動かすと音が鳴ります。

人によってはこのカシャカシャ音は気になるかも。
振り子式は中に入っている振り子が動く構造をしているため、音が鳴ってしまうのは避けられないようです。
音が気になる人、あるいは静かな場所で使う方は、使うシーンに合わせて使うペンを変えるか、振り子式でない多機能ペンを探した方が良いです。
クリップ部分が固くて胸ポケットに刺しにくい
スーツのポケットにしまう際や、手帳やノートにクリップで留める際、可動式ではないため多少力が要ります。
純正リフィルの書き味は普通
素の純正リフィルはジェットストリームやアクロインキと比べると滑らかさに劣ります。ただし「D1規格」対応のため、パイロットのアクロインキなど他社製リフィルへの交換で簡単に解決できます(詳しくは3章参照)。
シャープペンシルの芯が折れやすい
ボールペンほど使う頻度が高くありませんが、たまにシャーペンを使おうとすると芯が折れていることがあります。
多機能ペン全般に見られる傾向ですが、念のため知っておくと安心です。
どんな人におすすめか
ここまでの比較・経年変化を踏まえると、ロメオNo.4は次のような方に向いています。
- 派手すぎない範囲で、さりげない個性を出したい人
- 金属・樹脂ボディが主流の高級多機能ペン市場で、革グリップという違った質感を求めている人
- スーツスタイルに合わせやすい、黒一色のシンプルなデザインを探している人
- 一本のペンを長く育てるように使いたい人(経年変化を楽しみたい人)
- プレゼント用に、化粧箱ごと洗練された見た目の筆記具を探している人
逆に、書き味の滑らかさを最優先したい人や、静かな場所でカシャカシャ音が気になる人、金属ボディの重厚感を求める人には、LAMYトライペンやジェットストリームプライムなど他モデルの方が合う可能性があります。
【まとめ】革グリップの個性と3年間で実証された耐久性から納得できる価格
今回は伊東屋の文房具ブランド「ロメオ」の多機能ペン「Romeo No.4」をご紹介しました。
7,700円という価格は、同価格帯の他ブランドと比べても決して割高ではなく、革グリップという個性と3年間実証された耐久性を考えると納得できる価格設定です。万人向けではありませんが、「ちょっと良いものを長く使いたい」という方には、自信を持っておすすめできる一本です。
ロメオ No.4の魅力と気になった点をまとめます。
魅力と特徴
- 化粧箱:黒一色の落ち着いた箱でプレゼントにも◎
- 牛革クロコ型押しグリップ:あまり派手過ぎず黒一色で高級感と統一感がある
- ノック部分:振り子式で「3色+シャーペン」の割にスリムで軽い
- 替え芯:純正よりも「D1規格」のアクロインキがおすすめ
気になったところ
- カシャカシャ音がする
- クリップ部分が固くて胸ポケットに刺しにくい
- 純正リフィルは書き味が良くない
- シャープペンシルの芯が折れやすい
購入までに色々な多機能ペンを比較しましたが、ここまで細身でスタイリッシュなデザインの多機能ペンは他に見つかりませんでした。
気になった点もありますが、軽くてスリムで実用性も兼ね備えており、使っていて気分が上がる最高のデザインでおすすめです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
この記事があなたの参考になれば嬉しい限りです。
以上





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