コスパの良い革靴を探している。
ジャランスリワヤって名前は聞いたことあるけど、革質やサイズ感が気になる。
そんな方に向けて。
当記事では、私が10年履いている革靴「ジャランスリワヤ」のレビューをしています。
ジャランスリワヤの革靴は、お手入れすれば間違いなく長く履けます。
ぜひあなたの足に合った革靴を選び、永く履いてください。
革靴マニアとして、当記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
結論:高コスパで高級靴入門におすすめ

ジャランスリワヤの革靴の特徴として感じたのはこの4点。
- 革質がよくコスパはかなり高い
- フォルムは細身でも幅広でもなく標準的
- クッション性が高く、長時間歩いても疲れにくい
- 沈み込むため、きつめを購入すべき
一言で表現するなら、
「コスパ抜群。高級革靴の入門として革靴に3万円出せるなら即買い。」
ジャランスリワヤは最もお手頃な価格帯を選んでも、質の高い革が使われているため永く愛用できるのもおすすめポイント。
以下で詳しい説明と、写真を用いたレビューをしていきます。
ストレートチップはシンプルで定番の形

私が履いているのは、定番のストレートチップになります。
ストレートチップはビジネスからフォーマルまでこれ1足で対応できて万能です。
装飾が少ない分お手入れがしやすい点も◎。
この約10年で既に2度ほどハーフラバーと踵を交換しました。
10年履けているのは、おそらくハーフラバーを貼って履いているからだと思います。
表の革の劣化は見られず、まだまだ履けそうです。
サイズ感:沈み込んで大きくなるので「きつめ」を推奨
グッドイヤーウェルテッド製法の革靴全般に言えることですが、必ず「きつめ」を購入してください。
履いているうちに足の形にコルクが沈み込んでいき、履き始めは窮屈でも時間が経つにつれて窮屈さは無くなっていきます。
私は「UK7(=25.5センチ)」を購入しました。他に履いている革靴のサイズは「US6 1/2(=24.5センチ)」が大半です。
3万円以上の革靴はこの靴が最初でしたが、だいぶサイズが大きい革靴を店員さんに勧められたことになります。
ウィズ(革靴の幅)は「標準〜幅広」に感じます。
現在では購入当初ほどのタイト感は無くなり、逆に少しゆとりを感じるため、少し厚い靴下と合わせることで対応しています。
コルクが沈みこむのを考慮し、「きつめ」のサイズ感で購入することが必須です。

革質:この価格帯なら革質は良い方
結論:3万円台の革靴にしては間違いなく革質が良い。

値段のわりにしなやかな革が使われているため、深いシワが入りにくく、今のところシワからヒビ割れは発生していません。

とても長く履けていて、購入から少なくとも10年は経っています。

甲部分の皺も、日頃からシューツリーを入れて伸ばしていれば深くなりません。
グッドイヤーウェルテッド製法の革靴は表面の革が裂けたりして寿命を迎えない限り、靴底や踵の修理をしながら履き続けることが可能です。

ジャランスリワヤの革質なら私のように10年くらいは愛用できます。
シューツリー:Sleipnir(スレイプニル)がおすすめ
シューツリーは「Sleipnir(スレイプニル)」の「シダーシューツリーヨーロピアンモデル」を購入してください。
靴のサイズは「UK7」、シューツリーはヨーロピアンモデルの「Mサイズ」を入れています。

甲の高さにぴったり合っていて、しっかり皺が伸ばせています。
ヨーロピアンモデルは、同じスレイプニルのトラディショナルモデルよりも踵が小さく、先端部分が細くなっています。
ジャランスリワヤをはじめ、ロングノーズタイプの革靴に合います。
ジャランスリワヤの靴は少し甲が高いため、スレイプニルが本当にぴったり合うので絶対におすすめします。
↓シューツリーについて、こちらの記事で詳しく解説しています。
お手入れのしがいがある靴

ジャランスリワヤの革はクリームがよく浸透するため、お手入れし甲斐があります。
お手入れの順番は以下の通り。
- 汚れ落とし:「エム・モゥブレィ」ステインクレンジングウォーター
- 保湿:「エム・モゥブレィ」リッチデリケートクリーム
- 油性クリーム:SAPHIR NOIR(サフィールノワール)クレム1925
クレンジングウォーターで汚れを落とし、デリケートクリームで保湿。油性クリームのクレム1925で仕上げます。
靴用品売り場にはたくさんのお手入れ用品が並んでいますが、この3つがあれば充分と言えます。
↓こちらの記事でおすすめのお手入れ用品をまとめています。
寿命を伸ばしたいなら「トゥスチール+ハーフラバー」がおすすめ
ハーフラバーはレザーソールの寿命を伸ばすのにおすすめですが、3年ほど履いているとつま先部分が先に削れてきます。

このまま履き続けてしまうとソール交換が必要となるため、今回修理に出すことにしました。

踵も少々擦り減ってきていたため、この機会にトップリフトも一緒に交換します。

2023年4月、おそらく3回目となる修理「ハーフラバー交換・トゥスチール取付」をしました。
トゥスチール取付と踵のトップリフト交換をしてもらいました。

トゥスチールはやや大きめの扇形の「TRIUMPH(トライアンフ)」を選択。
一般的なトゥスチールはシルバーが多いですが、トライアンフはゴールド。

ゴールドは特別感が合って良いですが、削れていくと次第に土台のシルバーが見えてくるとのこと。

トップリフトの素材は特にこだわりがないので、革ではなくVibramのものにしてもらいました。

表の革も多少の傷はついてきていますがまだ寿命は来ていません。
トゥスチールの寿命がくるまであと5年くらいは履きたいと思っています。

このようにレザーソールの革靴は、トゥスチールとハーフラバーを付けることでかなりの期間履けます。
レザーソールを永く履きたいなら購入してすぐに修理に出すことをおすすめします。
まとめ:修理しながら10年は履けるコスパが高いブランド
ジャランスリワヤの魅力と注意点をまとめます。
- 革質がよくコスパはかなり高い
- フォルムは細身でも幅広でもなく標準的
- クッション性が高く、長時間歩いても疲れにくい
- 沈み込むため、きつめを購入すべき
ジャランスリワヤの革靴は、初めての高級革靴を買う人、革靴を永く愛用したい人におすすめです。
私自身2023年5月時点で、まだまだ現役で履いています。
手入れをしっかりすればとても長く履けるためコスパが高いと思います。
「ストレートチップ」なら履く場面を選ばずおすすめです。
サイズ選びはきつめを選べば後悔しません。
この記事がジャランスリワヤの購入を考えている方にとって参考になりましたら嬉しい限りです。
以上
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