- 日本製の高品質なシャツを探している。
- とにかくシャツにこだわりたい。
- 白や黒を基調としたモノトーンの服装が好き。
この記事では、白や黒のモノトーンの服が好きな方やドメスティックブランドの高品質なシャツに興味がある方に向けて、TOKIARI(トキアリ)のリネンシャツのレビューをします。
今回は大変ありがたいことに、時在服飾設計様からシャツをご提供いただきました。ありがとうございます!
実際に手に取ってみた感想ですが、素材感や縫製含めて大変素晴らしいの一言です。
シャツの包みを開けた時と実際に着た時の感動はこの上ないものでした。
シャツにこだわりがあり、流行り廃りのないシンプルな服装が好みの方にかなり刺さるブランドです。
TOKIARI(トキアリ)の魅力をより多くの方にお届けしたいと思いこの記事を執筆致します。
長くなりますが、TOKIARIのことを詳しく知りたい方は読み進めていただければ嬉しいです。
【TOKIARI(トキアリ)とは】中村憲一氏による京都発のデザイナーズブランド

TOKIARI(トキアリ)は2022年京都発のドメスティックブランド。コンセプトは、人生における相反する出来事を白と黒で表現し、普遍的な服を作ることです。
デザイナー中村憲一氏によるシンプルでミニマリズムを追求したかのような普遍的で個性が光るデザインが特徴になっています。
中村氏はパリコレクションのバイヤー経験10年を含むアパレル業界30年の大ベテラン。アントワープが拠点の『JAN-JAN VAN ESSE』や、上海発のブランド『ZIGGY CHEN』を初めて日本に紹介したことでも知られています。

天然素材を使用し高い縫製技術など服作りの基本となる要素に妥協せず、時代に流されない普遍的な服づくりに重きを置いています。
2023年2月には京都藤井大丸の4階に常設店をオープンし、ブランド誕生から僅か1年で百貨店への出店を果たしています。
服のシルエットと選りすぐりの素材から生まれる着心地の良さを追求したい方に、ぜひ手に取っていただきたいブランドです。
【レビュー】「GAUGUIN(ゴーギャン)」は10年後も着たいシャツ
一見すると何でもない黒のシンプルなシャツ。

私はこのシャツを10年着たいと思いました。こんなシャツに出会ったのは生まれて初めてです。
潔いくらいシンプルで、凛とした佇まいからただならぬ雰囲気をまとい、ファストファッションのような大量生産の服では決して表現できない格の違いを感じます。
無駄なものを削ぎ落としてシンプルを極め、高品質な素材と卓越した縫製技術により生まれたこのシャツは「極上」の一言です。
品 番 : | GAUGUIN-HAL-100-BK |
サイズ : | 0,1,2 0 : 首周41_肩幅52_裄丈55_胸囲121_着丈69 1 : 首周43_肩幅54_裄丈56_胸囲129_着丈70 2 : 首周45_肩幅55_裄丈57_胸囲133_着丈72 |
カラー : | BLACK |
素 材 : | リネン(麻) 100% HARDMANS |
ボタン : | 黒蝶 |
価 格 : | 33,000円 / 税込 |
発売日 : | 2024年春夏 |
MADE IN: | 日本製 / 京都 |

【総評】卓越した縫製技術と高品質な素材により生まれた極上のシャツ

全体的な印象としては、何よりデザイナー中村憲一氏のシンプルかつ普遍的なデザインが非常に魅力的であり、かつ高い縫製技術でとても丁寧に作られたシャツだということです。
ステッチ幅が非常に細かく、このシャツを作ってくださった職人さんの技術力の高さに敬意を表します。

そして、ハードマンズリネンを使用していて肌触りと光沢がとても美しい。これだけの美しさと肌触りの良さを味わえるシャツはなかなかありません。
比翼仕立ての前身頃やポケットがないなど、シンプルでミニマルデザインの普遍的な美しさを持つシャツです。
5年後、10年後も変わらずこのシャツを着続けて、一緒に歳を取っていきたいと感じるシャツに初めて出会いました。
【最高峰の縫製技術】ステッチがとても細かく丁寧で、着ていて満足度が非常に高い
極上のシャツと感じた理由は、シャツの細部にまで施された非常に細かいステッチの数々。最高峰の縫製技術で作られているからです。
こちらは袖のステッチのアップ。こちらもとても細かく均等に縫われており、非常に丁寧な仕事をしていますよね。

こうゆう部分を見るとこだわりのシャツを着ているという満足感を得られ、個人的には着ていてとても気持ちが高まるポイントです。
肩の縫い合わせ部分の縫製も非常に細かい。最高峰の縫製技術を持つブランドだと思います。

後ろ身頃に背ダーツはなく、すっきりとした印象になっています。こちらのステッチも相変わらず細かいですね。

縫製技術が非常に高く、TOKIARIほど綺麗で細かいステッチのシャツはなかなか見られないと思います。
高品質なハードマンズリネン:肌触りが良く綺麗な光沢がある

素材は毛羽立ちが少なく高品質なハードマンズリネンを使用。肌触りが抜群によく綺麗な光沢を持っています。
ハードマンズ(Herdmans)社は1835年に設立されたアイリッシュリネンの紡績メーカー。そのリネンの品質の高さから「リネンのロールスロイス」言われています。
ハードマンズリネンは、長い繊維のみを使用するためにリネンをすく段階でおよそ40%をロスするため、高品質な糸となり美しい光沢を持つのが特徴です。
肌に触れると柔らかいリネンの感触を感じられ、着るたびにこのシャツのクオリティの高さを感じます。
リゾート感のある5分丈の袖:大人の夏のスタイルにベストマッチ
前面にはポケットもなくシンプルで、5分丈の袖がリゾート感のあるシルエット。
何と言ってもこの5分丈の袖がとても絶妙です。

どうしても子供っぽくなりがちな半袖シャツですが、これなら大人も安心して着られる袖丈になっています。
背面も細工は一切なく、ここでもミニマルを追求しています。

一見するとドレスシャツのような表情を持つのが堪らなくクールで、シックで夏にぴったりなリゾートシャツです。
夏のトップスはTシャツを選びがちですが、このリゾートシャツはシックな表情なので大人のスタイルにとてもマッチします。
セミワイドカラーの襟・比翼仕立ての前身頃:シンプルかつエレガントな表情
襟はセミワイドカラー。ドレスとカジュアルの中間なので様々な服装に合わせられるだけでなく、首周りがすっきりと見える特徴があります。

襟のステッチは非常に細かくとても丁寧で、シャツとしての完成度がとても高いです。

比翼仕立ての前身頃はすっきりとしていてエレガントな印象。
そして、胸ポケットもないシンプルな前身頃で、シックな大人なスタイルにピッタリです。

第2ボタンより下は隠れて見えなくなるため、すっきりとしてミニマルさと仕立ての良さが際立ちます。

極限まで無駄を削ぎ落としたシルエットなので、シンプルなものが好きな私からするとシャツを存分に堪能できると感じます。
袖先:2つのボタンでボリューム調整が可能

袖先には2つのボタンがあるためボリュームを調整可能です。
シャツ全体のシルエットがゆったりとしているため、袖を絞ることで少しだけ印象を締めることができます。コーディネートに合わせて袖のシルエット調整ができるのは嬉しいです。
ボタンで調整できる5分丈のシャツはなかなか無いので、細かいところまできちんと考えられていますね。
ボタン:高級感があり留めやすい厚さ2mmの黒蝶貝を使用

ボタンは高級素材である黒蝶貝を使用しています。
多くのドメスティックブランドは当たり前に素材にこだわっておりTOKIARIも漏れなくこだわっている部分でもありますが、やはり黒蝶貝ボタンは輝きが綺麗ですね。
厚さは2mmのものを採用していて、留めやすい厚さで存在感がありすぎることもありません。
たかがボタンされどボタンで、細かいところまで手を抜いていません。ボタン1つもブランドの世界観を構成する大事なパーツの一つです。

コーディネート例3選:身長172cm・体重59kgがサイズ1を着用
ここで私が普段着ているコーディネートを紹介します。普段はSサイズを着ることが多いです。
基本的には黒のシンプルなリネンシャツで、スラックスや白パンツなどの綺麗めな感じにも合いますし、ワイドパンツと合わせて全体的にゆとりとリラックス感のあるシルエットでも楽しめます。
ちなみに洗濯後そのまま陰干しし、アイロンはかけていません。普段このシャツはアイロンをかけずに着ています。
全身黒以外のコーディネートでも全く問題なく着られるので、TOKIARIの中でも合わせやすいシャツだと思います。
グレースラックス(テーパードパンツ)とのコーデ
グレーのスラックスと合わせるとシンプルさを全面に出しつつ綺麗めな感じになります。


必ずしもパンツもゆったりシルエットにしないと合わない訳ではないので、今までゆったりめのファッションをして来なかった人でも問題ありません。
シンプルなので着るだけで小綺麗な印象になるし、スラックスは黒、グレーどちらにも合います。

背中にはダーツなしでこちらもシンプル。麻100%なのでしわのまま着ても自然です。

5分丈の袖は、半袖が子供っぽく見えるのを回避してくれます。

ボタンを閉めて着ればジャケットとの相性も良く、この上からセットアップのジャケットを羽織れば春夏秋の3シーズン着られます。
半袖のシャツは着られる期間が短いと思われがちですが、意外と活躍できる時期が長いのも嬉しいです。
アンクル丈の白パンツとのコーデ
暑い時期は涼しげに見せたいので、JAPAN BLUE JEANSのアンクルジーンズと合わせることがとても多いです。

白と黒の組み合わせなので合わないはずがありません。

黒シャツに白パンツの組み合わせはもはや鉄板で、最もおすすめしやすいコーディネートの1つです。
ブラウンのワイドパンツとのコーデ
ややゆったりとしたシルエットのため、ワイドパンツを合わせてもバランスよく着られます。

こちらはEEL(イール)というブランドの「ボストンパンツ」です。
TOKIARIの服はブランドの世界観から白や黒との組み合わせが真っ先に思い浮かびますが、意外と茶系のアイテムとも相性が良いです。

トップスがゆったりとしたシルエットなので、合わせられるパンツの幅がけっこう広く、コーディネートで迷うことはほぼありません。

この他にも黒のパンツならシルエットを問わず抜群に合いますし、TOKIARIのワイドパンツと組み合わせて全身コーデにするのもとてもかっこいいです。
このシャツ1枚あるとたくさんのパンツとの組み合わせを楽しめるので、とても重宝しています。

【感想】TOKIARI(トキアリ)のおすすめポイントと気になった点

TOKIARI(トキアリ)のシャツを手に取って感じたおすすめポイントと気になった点をまとめます。
TOKIARIの特徴や強みは結構はっきりしていて、どハマりする人には抜け出せない魅力があります。
ただし、その特徴は裏を返せば人によっては気になる点にもなるので、個人的な感想ではありますがここで網羅的にまとめてみます。
おすすめポイント5つ
- シャツとしての完成度が高く、着ていて満足度が高い
- 厳選素材と高い縫製技術から生まれるクオリティの高さ
- デザイナー中村氏の世界観が唯一無二
- 普遍的なデザインで着る人の年齢を問わない
- リラックス感のあるシルエットで程よい抜け感がある
気になった点5つ
- ハマる人にはハマるが、世界観が独特。
- 実店舗が京都のみ。ネット購入がメインのためサイズ選びが難しい。
- カジュアルよりもドレス寄りのラインナップが多い。
- 服にこだわりがない人から見たら、ただのシンプルな服装に見える。
- 全体的に高価格帯。価格重視でなるべく安い服を着たい人にはおすすめできない。
おすすめポイントは私の好みがシンプルで少しモード感のある雰囲気が好きだったことが大きいです。
また、気になった点ですがこれらはメリットの裏返しの部分が多く、それだけキャラクターがはっきりとしたブランドであることの裏付けでもあります。
これだけ特徴がはっきりしているTOKIARIは、今回の記事はある意味とても書きやすかったです。
以下でそれぞれ詳しく解説していきますので、参考にしていただけると嬉しいです。
おすすめポイント5つ
私がTOKIARIのシャツを実際に手に取って実感したおすすめポイントはこの5点。
おすすめポイント5つ
- シャツとしての完成度が高く、着ていて満足度が高い
- 厳選素材と高い縫製技術から生まれるクオリティの高さ
- デザイナー中村氏の世界観が唯一無二
- 普遍的なデザインで着る人の年齢を問わない
- リラックス感のあるシルエットで程よい抜け感がある
どの項目もTOKIARIの魅力を語る上では欠かせない要素であり、どれも突き抜けていると感じます。
シャツの完成度の高さはもちろん、永く愛用したいと思える本当に価値ある服ばかり。
実際に、今回紹介した「GAUGUIN(ゴーギャン)リゾートシャツ」は、見事に私の夏のスタメンになりました。
この5項目にビビッと来たら、TOKIARIの公式HPシャツとしての完成度が高く、着ていて満足度が高い

まず声を大にして言いたいのは、シャツの完成度が高すぎる!
着るたびに気持ちが高まり、恥ずかしながら鏡を見ていて完成度の高さにうっとりしてしまうシャツです。
胸ポケットもなくシンプルな作りであるのに、ところどころ細かいディテールまでこだわって作られており、クローゼットに吊るしておくだけでとてもかっこいいです。
TOKIARIの服は基本的に白と黒の2色展開なのもクール。
商品ラインナップの中で個性的なのはロング丈のシャツくらいで、これ以外のモデルは誰でも着られるシルエットと色です。
まずはシャツから試していただき、TOKIARIの世界観を味わってみてほしいです。
厳選素材と高い縫製技術から生まれるクオリティの高さ
TOKIARIの服づくりのこだわりは、選りすぐりの素材と体を締め付けないゆるりとしたシルエットから、肌を優しく包み心を癒す服を提案することをコンセプトとしています。
厳選された素材はコットン(綿)であれば細く繊細な糸である100番手の強撚双糸を使用していたり、リネン(麻)であればハードマンズ社のアイリッシュリネンを使用していたり、着心地よさの追求には余念がありません。
特に縫製技術に関して、ステッチが細かく作品としてここまで完成度が高いシャツにはなかなかお目にかかれません。
ボタン一つとっても水牛や黒蝶貝を使用しており、良質な生地に負けず存在感のあるボタンを惜しげも無く使用しています。
シャツのクオリティの高さから、袖を通した時の満足感や高揚感は他では得られないものがあります。
日常で着られる一張羅として、あなたのクローゼットの1枚に加えてみてはいかがでしょうか。
デザイナー中村氏の世界観が唯一無二

デザイナーである中村憲一氏が生み出す作品の数々は、他のブランドにはない唯一無二のデザイン性や世界観を持っています。
この一見シンプルでミニマムなデザインは、現代の他のドメスティックブランドにはないドレッシーでモードな雰囲気を持っています。
中でも丈が膝くらいまであるロングシャツは着るのに勇気が入りますが、モードでブランドが持つ独自の世界観を表現するのに打ってつけです。
ミニマリストに憧れたがただのシンプルな服装では満足できなかった人、シンプルな中に独自の個性を表現したい人にはかなりハマる要素だと思います。
普遍的なデザインで着る人の年齢を問わない
TOKIARIの服はどの服もシンプルなため、年齢問わず着られるような普遍的なデザインが特徴です。
自分が歳を重ねても、お気に入りの服を着られるのって素敵ですよね!
歳を重ねていった自分の好みや体型が変わったりすると、今まで好きだった服も途端に魅力が薄れてしまい、結果的には着なくなってタンスの肥やしになってしまう。
でも、TOKIARIの普遍的でシンプルでゆったりとしたシルエットの服であれば、他の様々な服とのコーディネートのベースとなる服としてクローゼットのスタメンに入り続けることでしょう。
色は基本的に白と黒しかバリエーションがありません。どちらの色もベーシックな色で、年齢や性別を問わずに着られる色であり、永く愛用できること間違いなしです。
リラックス感のあるシルエットで程よい抜け感がある
あえて「抜け感」という言葉で表現すると少し難しく聞こえますが、おしゃれに見せすぎず程よく着崩したり、ルーズさを加えたりすることで絶妙に”抜け”が出ています。
ドレス要素の強いシャツのラインナップに見えますが、肩幅や身幅が大きめでシルエットがゆったりしていたり、丈が長くリラックス感のあるシルエットのため、堅苦しい印象を与えず程よいバランス感覚を持った服ばかり。
モノトーンファッションはただ単にドレスに寄せると堅苦しくなり、白や黒の単調な色遣いが輪をかけてどうしてもつまらない服装になりがち。
ですが、リラックスシルエットのおかげで程よいドレス感にまとまり、ブランドの持つ世界観が加わって自分の個性を表現するのに良いスパイスになるのです。

気になった点5つ

良いと思った点がばっちりハマった人は、恐らくこれから挙げる点にも目を瞑れるくらいハマること間違いなしです。
ですが、そうは言っても気になる人もいると思うので、私が気になった点を5つ挙げてみます。
気になった点5つ
- 世界観が独特で服の魅力を引き出すには着る人のセンスが問われる。
- 実店舗が京都・静岡・愛知のみ。ネット購入がメインのためサイズ選びが難しい。
- カジュアルよりもドレス寄りのラインナップが多い。
- 服にこだわりがない人から見たら、ただのシンプルな服装に見える。
- 全体的に高価格帯。価格重視でなるべく安い服を着たい人にはおすすめできない。
キャラクターがはっきりしていてそれだけ尖ったブランドのため、気に入った方にとってはこれらの項目はあまり気にならないかもしれません。
以下で詳しく説明しますね。
世界観が独特で服の魅力を引き出すには着る人のセンスが問われる。

シンプルなファッションが好きで高品質な服を永く着たい人なら年齢を問わずハマる要素がある反面、良くも悪くも世界観が独特です。
TOKIARIは唯一無二のモードな雰囲気やブランドの世界観を持つため、シンプル故にその服の魅力を存分に引き出すには、着る人のセンス次第という側面もあります。
プレーンなコットンシャツやリネンシャツなどのオーソドックスなデザインのアイテムも数多くありますが、センス次第と思う代表例として特にロング・マキシ丈のシャツは着る人を選ぶアイテムの代表例でしょう。
もし京都藤井大丸の4階にある実店舗に足を運べる人であれば、店員さんと一緒に服を選ぶことができるので、自分に似合う1着を選ぶことができると思います。
実店舗が京都・静岡・愛知のみ。ネット購入がメインのためサイズ選びが難しい。
TOKIARIの服を取り扱う店舗は直営店を含めて次の3店舗のみです。そのため、ほとんどの人は公式オンラインショップから購入することになります。
- 京都府「時在服飾設計(藤井大丸4階の直営店)」
- 静岡県「haka」
- 愛知県「THE TRUNK BY OBOIST」
特にサイズ感はTOKIARIの服はリラックスシルエットのものが多く、身幅や肩幅などかなりゆとりを持ったデザインをしています。
実際に着た時のサイズ感やフィット感は可能なら実際に着て判断したいところですが、実店舗が京都のみのため着用して判断できないのは非常に悩ましいと思います。
ただし、商品ページにサイズ表記はしっかりと明記されていますし、万が一サイズ選択をミスしてしまっても、商品到着後7日間以内に限り返品・交換が可能となっているので安心です。
私の場合、普段Sサイズを着ていて今回のシャツは「1」を選びましたが、ちょうどよいゆったり感で非常に満足しています。
サイズ選びは普段のサイズ感で選べばOKで、さらにゆったり着たい場合やよりオーバーサイズを楽しみたい場合は1サイズ上げるのがおすすめです。
カジュアルよりもドレス寄りのラインナップが多い。
ブランド全体のラインナップの特徴として、ドレス寄りのラインナップが多めです。
ドレス寄りのアイテムになると、パンツやその他アウターと合わせる際に例えばジーンズなどのカジュアル要素の強いアイテムと組み合わせようとすると少しバランスが取りづらいと感じます。
胸ポケットのないシンプルなシャツや、ベーシックなセミワイドカラー、襟のないスタンドカラーや高い襟に2つのボタンが特徴のドゥエボットカラーなど、カジュアルシャツとは少し雰囲気の異なるアイテムが主流です。
今自分が好んで着ているアイテムとTOKIARIのモード感溢れるアイテムとの相性を考えて購入するか検討いただくのが良いと思います。
私の場合、今回ご紹介したリゾートシャツと合わせるのは白いパンツやスラックス、ワークパンツあたりが多く、カジュアル感強めのジーンズなどはあまり合わせないようにしています。
服にこだわりがない人から見たら、ただのシンプルな服装に見える。

TOKIARIの服はシンプルでドレス寄りのラインナップが多く、良くも悪くもシンプル。
あまり服に拘らない人からすると、パッと見ただけでは「シンプルな服装をしているな」くらいにしか映りません。
他人の服装の細部まで見るのは、よほど服が好きな人くらいですし、自己満足の世界になってしまう側面もあるのが実態だと思います。
ですが、着ている側の満足感はとても高く着心地が良いのはもちろん、シンプル故に多くのアイテムと合わせられるメリットの方が目立ちます。
シンプルが故に年齢を重ねても着られることを考えると、TOKIARIを選択するのは賢明な選択だと言えます。
全体的に高価格帯。価格重視でなるべく安い服を着たい人にはおすすめできない。
TOKIARIのシャツは1枚3万円くらいするので、正直に申し上げると誰もが気軽に買える価格ではないと思います。
裏を返せば、高品質な素材と確かな縫製技術をもった日本で作られた服が安いはずがありません。
手頃な価格と移り変わりの早いファストファッションに慣れている人が多い中、価格だけにフォーカスするとTOKIARIの服はお世辞にも万人におすすめできるブランドではないのも事実。
ですが、それだけの対価を払うことで、服本来の着心地の良さやしっかりとした縫製、唯一無二の世界観や細部にまでこだわって考え抜かれたデザイン、服から放たれる雰囲気に至るまで、ブランドに頼らない一流の服を着る喜びを味わうことができるのです。
年齢を重ねても着続けたい服を持つ喜びを味わえるブランドとして、TOKIARIはピッタリだと断言します。
【セールあり】TOKIARIは在庫があるうちに購入するのがおすすめ

TOKIARIの服は大量生産ではなく、厳選された素材と確かな技術を持った職人さんによって丁寧に作られています。
そのため、服が完成するまで時間がかかることが多く、一度売り切れやサイズ欠けになると店頭やオンラインショップに並ぶまでに期間を要します。
もし気になる服があった場合、公式オンラインショップの在庫を確認して、自分のサイズがまだあるかどうかチェックしておくのが良いでしょう。
2024年春夏モデルや2025年秋冬のサンプルモデルの一部はセール価格になっている服もあり、お得な今のうちにTOKIARIを手に取ってみるのをおすすめします。
本当に良い服を永く愛用したい人にTOKIARIを心の底からおすすめさせていただきます。
ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。
以上

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